津山で郷土人形文化を残したい!「歌舞伎土人形保存活動クラウドファンディング」

津山で郷土人形文化を残したい!「歌舞伎土人形保存活動クラウドファンディング」

2023年7月3日

希少な郷土人形を残したい!

津山の地は歌舞伎とのかかわりが非常に深く、津山郷土玩具研究会では歌舞伎土人形の保存活動や、
津山や周辺地域で郷土人形の歌舞伎人形展などを開催しており、その文化を多くの人に知ってもらうために取り組んでいます

郷土人形文化保存のために皆様のご厚意を募っています。

現在、津山郷土玩具研究会による保存活動は代表である杉元耕司さん個人の出資によって継続されています
しかし、人形展等のイベント開催には運搬や梱包等の様々な経費がかかるため続けていくには難しい状況になりつつあります。
歌舞伎人形という文化を歌舞伎と関わりが深いこの津山の地に残しておきたい
そんな想いをもって津山郷土玩具研究会では、郷土人形保存のためのクラウドファンディングを募集しています。

返礼品の案内

寄付額 80万円

【人形展 開催】

あなたの希望の場所で、人形展示会をいたします。

寄付額 5万円

【津山民芸 干支 三種】

干支人形のうち3つをお送りします。
※干支は選べません

寄付額 3万円

【津山民芸 干支 二種】

干支人形のうち2つをお送りします。
※干支は選べません

寄付額 2万円

【津山民芸 干支 一種】

干支人形のうち1つをお送りします。
※干支は選べません

土人形とは?

土人形(つちにんぎょう)は日本古来の民芸品の人形で、素焼きに胡粉をかけて泥絵具で彩色をした人形です
人の暮らしの中に溶け込んできた親しみある物であるがゆえに美術品として保管されていることが少なく、原料も土であり劣化や欠損によって良好な状態で残っているものが少なく、希少となりつつあります。
生産の後継者もなく、現存するもの無くなってしまうとこのまま消える郷土人形多くあります。この希少な民俗文化を後世に残すために津山郷土玩具研究会は活動をしています。

歌舞伎人形とは

歌舞伎人形は歌舞伎の演目に登場する人物を模した人形です。
豪華な衣装やメイクといった歌舞伎の特徴を再現した人形として制作されます。

歌舞伎人形は、江戸時代から存在しており、初期には木彫りや紙などで制作されていました。
彩色や装飾が施され、歌舞伎の舞台で見られるような美しさと豪華さが特徴です。

歌舞伎人形は、歌舞伎の演目に登場する俳優の姿や特徴を忠実に再現するだけでなく、衣装や道具なども細部まで再現されます。

歌舞伎を愛好する人々にとってはコレクションアイテムとして人気があり、
日本の伝統文化を伝える重要な要素として、日本国内外で多くの愛好家によって楽しまれています。

津山で歌舞伎人形を集める理由は

明治・大正・昭和中期まで、全国各地で郷土色豊かな土人形が素人の手で盛んに作られました。
しかし、時の流れの中で後継者が居なくなり廃絶してゆく人形が多くあります。
その一つ、歌舞伎人形は、本歌舞伎が農村歌舞伎となり、それを見様見真似で土人形を作り縁日等で売られました。素人の農作業の片手間で繊細で無く骨太の不細工な可愛さが特徴です。
特に、出雲街道・津山は、歌舞伎の始祖「出雲の阿国」と天下の二枚目「名古屋山三郎」のゆかりの町です。
歌舞伎という文化のルーツの一つであるこの津山の地に希少になりつつある郷土人形「歌舞伎を演じる土人形たち」を保存・公開したいと計画しています。

津山郷土玩具研究会代表杉元耕司さんとは

昭和45年頃より郷土玩具の収集を始める。
特に出雲街道にゆかりの歌舞伎に興味を持ち、全国各地に伝承される歌舞伎土人形を40年にわたり収集する。
その保有している土人形の中には廃絶した郷土人形も多く有り、各地で人形展を開催し郷土人形を広める活動を行っている
・棟方志功・柳井道弘・M&Y記念館 館長
・日本郷土玩具会 会員
・津山郷土玩具研究会代表

歌舞伎演目「津山の月」

津山を舞台にした歌舞伎の演目「津山の月」ですが、日本舞踊の演目でも知られており、大正13年に初演されたこの踊りは、今もなお親しまれているそうです。

この津山の月は、歌舞伎の創始として知られている出雲阿国と絶世の美男子として名高い名古屋山三郎(劇中名)との恋の話です。

京での浪人時代に、阿国と知り合った山三郎は瞬く間に恋に落ちますが、山三郎の妹、岩が側室となっている森家への仕官が決まり、二人は離れ離れに。
しかし、どうしても山三郎に会いたい阿国は、出雲街道を西へと旅に出る。
そして、ようやくたどり着いた津山。
夜空には二人の逢瀬を見守る、津山の月があった。
月明かりのもとで、阿国は久方ぶりに山三郎と再会を遂げたのです。

津山郷土玩具研究会クラウドファンディング – 土人形・郷土玩具